jacta est ligula〜匙は投げられた〜

写真とリュートと料理と紅茶と自転車

RAW現像

これまで、写真というのは一発勝負、写ったものそのままこそが写真だ、と思っていて、LightroomやApertureを使ったRAW現像なるものに全く興味がなかった。
しかし、よくよく考えてみると私は結構Photoshopで遊ぶのが好きだったし、現像をして、絵を完成させるのに向いているのではないか、むしろそうした方が楽しいのではないか、と最近思い始めてきた。

現像後
IMGP0821

現像前
IMGP0821

RAWで撮っていないjpegの編集なので、正確には現像と言えないかもしれません。が、やることは同じなので練習です。
どーせ練習だからと、結構激しくやってみました。
比べてみて見ると、上の写真のほうがインパクトがあるし、きっと皆さんこういうほうがプロっぽいと思うでしょう。

IMGP0548

こちらはうっかり元を上書きしてしまったので、比べようがないですが、まぁそれはそれで良いのです。私が見た、あの日の夕日はこんな感じでしたから。

というわけで、現像をやってみて気づいたのは、写真というのは写ったそのままが写真と言い切れるものでもなく、その時の記憶や主観というのも同じように重要である、と。つまり、現像によって後者がより"真実"に近くなるのであれば、現像をすることも悪ではないかな、と。
(誰から怒られるというわけでもないしね

ところで、現像にはPhotoshopのCamera Rawを使おうと思いきや、私が持っているのはバージョンが低く、互換性なし。で、iPhotoを使ってみました。今の技量ではこれで十分。もう少し欲が出てきたら、DNG変換して、Photoshop使います)